珈房サッポロ珈琲館(本社・江別市)は、「サッポロ珈琲館北円山店」(札幌市中央区北6条西20丁目1-5)をリニューアルするため、きょう2024年3月15日で一時閉店する。(写真は、リニューアルのため一時閉店する「サッポロ珈琲館北円山店」)
「サッポロ珈琲館北円山店」は、昭和6年(1931年)に建築された、2階建ての古民家を賃借利用して、1995年5月にオープン。窓や柱、2階に繋がる階段などは、極力当時の造りを生かして利用、当時のモダンな暮らしがうかがえる寛ぎの空間となっている。席数は55席で、個室もある。
オープンから29年が経過し、内部のリニューアルを行うことになったため、同年3月15日で一時閉店することになった。内部の改装を中心に行い、外装などは現在のままとする。リニューアルオープンの時期は、2024年5月中旬頃を予定している。
同社の本社は、文化庁の登録有形文化財「北海道林木育種場旧庁舎」内にあるほか、「平岸店」(札幌市豊平区)は、札幌景観資産に指定されている「旧平岸下本村農事実行組合撰果場」を再利用、「本店」(同市西区)は昭和初期に建設された「旧北海道工業試験場第2庁舎」を改装して利用、「月寒店」(同市豊平区)は建築家、倉本龍彦氏が自宅として設計した建物を利用しており、札幌市都市景観賞を受賞している。