アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、ラルズ東光生鮮流通センター(石狩市新港西2丁目705-6)の屋上に太陽光発電設備を導入、あわせて経済産業省による「令和5年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」に参画することにした。(写真は、ラルズ東光生鮮流通センター屋上に設置した太陽光発電施設=アークス提供)
ラルズ東光生鮮流通センターの屋上に設置した太陽光発電設備は、H.E.エナジー社(本社・札幌市中央区)が設計、施工した。発電した電力は、同センター内で使用する電力の約10%を賄う。再生可能エネルギー由来の環境にやさしい電力を利用することによって、CO2排出量及びエネルギーコストを低減する。ラルズは、1ヵ所の店舗屋上に太陽光発電施設を設置しているが、発電容量が小さいため、実質的には、今回が初の太陽光発電施設導入となる。
この設備の設置にあわせて、ラルズは経済産業省による「令和5年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」に発電事業者として参画する。アグリゲーターとは、需要家と電力会社の間で、電力の需要と供給のバランスコントロール、各需要家のエネルギーリソースの最大限の活用に取り組む事業者のこと。今回のアグリゲーターである東芝エネルギーシステムズ(本社・川崎市幸区)が、発電量予測に必要とするデータを提供、積雪の多い北海道における発電予測精度の向上に寄与する。
太陽光パネル合計出力は244・16kW、年間自家消費量見込みは224.143kWh、CO2削減量見込みは年間176tの見込み。太陽光発電施設は2023年12月。投資額は非公表。