サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は、サツドラHD本社2階で展開している、シェアオフィス・コワーキングスペースなどの「EZOHUB」(エゾハブ)の2拠点目となる「EZOHUB TOKYO」を東京・天王洲アイルに開設する。開設は2024年5月、道内外の課題や人材、情報、資金などを繋ぐ「出島」の役割を目指す。(画像は、「EZOHUB TOKYO」のイメージ図)
「EZOHUB」は、サツドラHDが本社を現在地(東区北8条東4丁目1-20)に移転した2020年9月、2階を利用して開設したインキュベーションプラットフォーム。課題先進地域である北海道の可能性を具体化するための人材や情報、資金のインキュベーション的な役割を目的としており、シェアオフィス、コワーキングスペース、イベント会場として道内外の企業や起業家、学生たちに利用されている。
また、平日の夕方には、小学生のプログラミングスクールが開講されるなど、2023年に開催されたイベント数は10月末までに約120件となっている。今回、「EZOHUB」の運営ノウハウなどを生かして、東京に2拠点目の「EZOHUB TOKYO」を開設することにした。道内自治体や教育機関、企業の都内拠点として、在京のステークホルダーとの出会いや共創を目指す出会いの場を想定している。
具体的機能として、約50席のコワーキングスペース、9部屋の個室、2つの貸し会議室、Webミーティング用のフォンブース(個室空間)を用意する。コワーキングスペースは、イベント開催時に約100人収容の会場としても利用できる。また、北海道にまつわる、さまざまな情報を集積したデータベースも構築する。
施設は東京都品川区東品川2-2-28、面積は約138坪(約458㎡)、営業時間は平日9時~20時、土日祝は9時~18時(予定)。提供プランは、コワーキングメンバー個人月額2万2000円、法人月額15万4000円(3人以上での利用)、プライベートオフィスメンバーは月額5万7500円(5・8㎡)~17万2500円(11・4㎡)など。金額はいずれも税抜き。
サツドラDの富山浩樹社長CEOは、「EZOHUB TOKYOは、北海道と日本を繋ぐHUBとして道内外のヒト・モノ・カネ・チエの流動を最大化し、北海道から日本の未来をつくる一端を担うことを目指したい」とコメントしている。