ジャスダック上場の北雄ラッキー(本社・札幌市)は、5月29日の定時株主総会後の取締役会で執行役員制度の導入と桐生宇優常務(47)の専務昇格、山本光治取締役(58)の常務昇格を決める。また、後藤扶美彰専務(62)は顧問に退く。
執行役員制度の導入は川端敏社長(60)の提案。同社は部長職の年齢層が高く、新規出店も少ないため職務の責任を明確化することと役職員の士気向上を図るために執行役員を置くことにした。8人を執行役員としそのうち5人は取締役が兼務する。
また定款の一部を変更して取締役の数を20人以内から10人以内とするが、株主総会後には現在の8人から7人になる。
役員人事では、3月1日付で営業本部長から管理本部長兼総務部長に管掌が変わった桐生常務は専務に、営業本部長を兼務した生鮮部長の山本光治取締役は常務にそれぞれ昇格する。また、2009年9月から専務管理本部長を務めている後藤氏は退任し顧問に就く。
専務に昇格する桐生宇優(ひろまさ)氏は、同社創業者で代表取締役会長桐生泰夫氏(76)の長男。