「ラッキー発寒店」2024年1月末閉店へ、契約更新で条件面折り合えず

流通

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、「ラッキー発寒店」(同市西区発寒8条13丁目1-20)を2024年1月末に閉店させる。同店は土地建物を賃借して運営しているが、オーナーと条件面で折り合わず、オープンから20年で撤退を決めた。(写真は、2012年6月の「ラッキー発寒店」リニューアル当時)

「ラッキー発寒店」は、2003年9月にオープンした店舗で、食品と衣料品を直営展開、テナントとして「キャンドゥ」が入っている。店舗面積の合計は約1100坪(3638㎡)。土地建物は、賃借物件。オープンから3年後の2006年10月、隣接地に大型店の「イオンモール札幌発寒」が営業を開始した。当時、食品部門での競争激化が予想されたが、北雄ラッキーは「GMS(総合スーパー)とSM(スーパーマーケット)では目的が違い、共存できる」として運営を継続してきた。

 実際、共存が図られ、以降17年間にわたって運営をしてきた。オープンから20年を迎えることから、秋口から契約更新の交渉をしていたが、建物オーナーと条件面で折り合えず、閉店を決めた。「衣料品が苦戦するなど厳しい営業を続けてきたが、採算が取れない店舗ではなかった。私たちとしては営業を継続したかった」(広報)としている。

 同店では、2023年11月14日から16日(木)までの3日間、閉店セールの第1弾として衣料品の30%OFFを行っている。同社は、閉店を受けて札幌市内で新たな出店先を模索しており、「条件が合えば出店する」(同)と話している。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER