キタコー(本社・札幌市)は18日、札幌市清田区有明の「ワークジャパンゴルフ倶楽部札幌」(18ホール)を買収した。買収額は1億数千万円でコース名や従業員はそのまま引き継ぐ。キタコーはコースやクラブハウスのメンテナンスに5000万円程度の投資をする考え。隣接するダイナスティゴルフクラブ(旧札幌後楽園カントリークラブ)と業務提携し相乗効果を高める。ゴールデンウイーク中のオープンに向けて準備を進める。
キタコーが買収した「ワークジャパンゴルフ倶楽部札幌」は、バブル期以降に転売が繰り返されてきたコース。所有者の変更によってコース名も旧札幌セントラルゴルフクラブ、旧札幌有明ゴルフクラブと変わったが、数年前に人材派遣業のワークジャパン(本社・名古屋市)が取得していた。敷地面積は約23万坪で18ホールのパブリックコース。
キタコーは3年前に旧札幌後楽園カントリーを取得、パブリックコースのダイナスティゴルフクラブ(北広島市仁別、27ホール)として運営している。年次会員を募集しプレー料金も割安のため石狩管内のゴルフ場では集客数はトップクラスという。
今回、買収したゴルフ場は隣接しており、業務提携により利用者が双方でプレーできるようにする。コースの名称や従業員、年次会員の「友の会」会員はそのまま継続する。
ダイナスティGCは明日20日のオープン予定だが、ワークジャパンGC札幌はゴールデンウイーク後半のオープンに向けて準備を進める。