ファミリーマート(本社・東京都港区)は、2023年10月中に北海道で「ファミリーマート」2店舗を閉店する。同社の北海道展開は、他のコンビニチェーンに比べて鈍く、北海道戦略の再構築が必要な時期に来ている。(写真は、2023年10月19日に閉店する「ファミリーマート岩見沢大和店」)
(写真は、2023年10月31日に閉店する「ファミリーマート札幌南2条西4丁目店」)
10月19日(木)7時に閉店するのは、「ファミリーマート岩見沢大和店」(岩見沢市大和1条7丁目4-5)。「ビッグハウス岩見沢店」や「DCM岩見沢店」などが集積する「岩見沢大和タウンプラザ」に近い4条通沿いに立地しており、オープンしたのは2017年6月。このほど、6年半の営業を終了する。きょう10月13日の時点で、「ファミリーマート」の店舗検索から外されており、閉店準備が粛々と進められている。同店の閉店によって、岩見沢市内の「ファミリーマート」は6店舗になる。
10月31日(火)7時に閉店するのは、「ファミリーマート札幌南2条西4丁目店」(札幌市中央区南2条西4丁目1-1)。大阪の商船三井系老舗不動産企業のダイビル(本社・大阪市北区)が2019年11月に買収した「桂和MTビル」(現ダイビルPIVOT南館)の1階に入っている店舗。オープンは、2013年11月。ダイビルは、買収している「PIVOT」、「PIVOT南館」、「ペンタグラムビル」を解体して一体的な開発を行うプロジェクトを既に発表しており、それに伴って「PIVOT南館」に入っている「ファミリーマート」も閉店することになった。
北海道のチェーン別コンビニ店舗数は、「セイコーマート」が1090店舗(2023年9月末現在)、「セブン-イレブン」が996店舗(同)、「ローソン」が679店舗(2023年2月末現在)、「ファミリーマート」が239店舗(2023年9月末現在)。