「鳥貴族」北海道2号店の「狸小路2丁目店」、2023年7月31日オープン

経済総合

 今年4月26日に北海道に初上陸した焼鳥チェーン「鳥貴族」の北海道2号店が、7月31日(月)にオープンする。「狸小路2丁目店」(札幌市中央区)がそれ。焼鳥激戦区のススキノで「鳥貴族」はどこまで増えるか。(写真は、「鳥貴族狸小路2丁目店」が入る札幌エルムビル)

 鳥貴族(本社・大阪市浪速区)が展開する「鳥貴族」は、「焼鳥屋で世の中を明るくする」という経営理念の実現を目指し、展開している均一価格の焼鳥屋チェーン。1985年から関西エリアを中心に店舗を増やし、2005年に東京に進出して以降、関西、関東、東海に店舗を増やし、2022年10月に九州初上陸、2023年4月に北海道に初上陸した。

 北海道1号店の「鳥貴族すすきの店」(札幌市中央区南4条西3丁目1-1、第3グリーンビル1階)は、国道36号線沿いのススキノ交差点近くにあるが、今度は狸小路商店街に2号店を構えることになった。「鳥貴族狸小路店」は、南3条西2丁目17-2の札幌エルムビル7階に出店する予定。狸小路商店街に面しているビルだが、ビル上層階の入り口は西3丁目通側にある。

 運営するのは、1号店と同じアイビス(本社・札幌市西区)。同社は札幌市内で「牛角」のFC(フランチャイズ)展開などを行っており、鳥貴族のカムレードチェーン(カムレードとは同志の意味で、一般的なフランチャイズのこと)に加入している。テーブル席78席、カウンター席2席、営業時間は17時から0時。

 原材料費や物流費、エネルギーコストの上昇が続いているため、鳥貴族では2023年5月1日から全国の店舗でフード・ドリンクの均一価格を、319円(同350円)から328円(同360円)に改定している。「鳥貴族」は、競争が激しい札幌の飲食業界では後発組。上場企業の知名度を生かし、良質なサービスでリピーターをいかに掴むか。今後は、ススキノ以外の店舗展開も始まりそうだ。

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