東京証券取引所グロース上場のタカヨシ(本社・千葉市美浜区)は、地域の食のセレクトショップ「わくわく広場札幌アピア店」(札幌市中央区北5条西3丁目、札幌アピア地下1階)をオープンさせた。「わくわく広場」は、北海道3店舗目となる。オープン日は2023年4月28日で、全国7店舗と共に同時オープンした。(写真は、オープンした「わくわく広場札幌アピア店」)
「わくわく広場札幌アピア店」は、JR札幌駅直結の商業施設「札幌アピア」センターのファッションウォークがイーストアベニューに交差する場所に出店した。以前は、紳士用品の老舗「銀座田屋」を展開する田屋(本社・東京都中央区)が「銀座田屋札幌アピア店」を出店していたスペース。同店は、今年1月15日に45年間の営業を終了していた。
「わくわく広場」は、地域を結ぶ直売広場をコンセプトにしており、地域の食のセレクトショップとして野菜、果物、弁当、惣菜、パン、加工食品、和洋菓子、調味料、花といったさまざまジャンルの生産者が、直接納品して販売するスタイル。北海道には、「アリオ店」(札幌市東区北7条東9丁目2-20)と「ル・トロワ店」(同市中央区大通西1丁目13)の2店舗があり、3店舗目の「札幌アピア店」では、手作り弁当やパン、スイーツ、和洋菓子、惣菜を販売している。
「わくわく広場」の業態は、食品スーパーと外見上は同じだが、収益性が高い。売上高営業利益率は、2022年9月期で15・0%だった。また、仕入れ商品はほとんどなく98%が委託販売のため、キャッシュ先行型であることも特徴となっている。2023年9月期第2四半期(2022年10月1日~2023年3月31日)決算は、営業収益35億1900万円、営業利益5億4500万円、純利益2億8300万円で前年同期比10・0%の増収、7・2%の営業増益、21・0%の純利益増だった。