ニトリ、汐見団地跡地に「室蘭店」移転建て替え12月7日オープン予定

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 ニトリホールディングス(札幌本社・札幌市北区、東京本部・東京都北区)の子会社ニトリ(同・同、同・同)は、2023年12月7日(木)オープンを目指して仮称「ニトリ室蘭店」(室蘭市)を建設する。既存の「室蘭店」の移転建て替えとなる。(写真は、「ニトリ室蘭店」の移転建て替え用地)

 現在の「ニトリ室蘭店」は、東町1丁目の日本製鋼所弥生社宅跡地に、2000年に兼建設された弥生ショッピングセンター内にある。築20年を超え、売り場のアップデートの必要性があることから、ニトリは市が公募提案型で売却を進めた、室蘭市東町1丁目の旧市営住宅東町「汐見団地」跡を一昨年末に取得、ここに移転することを決めていた。

「汐見団地」は、昭和36年(1961年)から同40年(1966年)に建設された団地で、5棟、218戸があったが、市は一部建て替えを検討したものの最終的には廃止、売却に切り替えた。敷地面積は約2950坪(約9738㎡)で、建物は全て解体されて現在は更地。ニトリは、ここに複数店舗が集積するニトリモールを計画したが、断念。「ニトリ」の単一店舗にすることにした。

 売り場面積は約1572坪(5190㎡)で、駐車場の収容台数は90台。国道37号線に面しており、斜め向かい側には「イオン室蘭店」(東町2丁目)がある。同店は旧公設卸売市場跡地への移転を予定しており、商業集積とはならないようだ。汐見団地跡地にはまだ余剰スペースがあるため、残りの土地活用も想定される。

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