創業128年の金属工事・資材卸コバヤシ、札幌鉄工団地に物流センター建設

経済総合

 札幌鉄工団地(札幌市西区発寒)内の発寒13条12丁目で、「コバヤシ発寒物流センター」の建設が計画されている。
(写真は、「コバヤシ発寒物流センター」の建設予定地)

 建設予定地は、発寒13条12丁目1020-52。この土地は、約3315坪(1万940・67㎡)の広さがあり、以前は札幌鋳物工業が所有して工場を稼働させていた。しかし、2017年4月に同社は自己破産。翌2018年2月にコバヤシ(本社・札幌市豊平区)のグループ企業で、不動産業を展開しているコバセイ(同・同)が取得した。

 札幌鋳物工業の建屋はそのまま残っていたが、2022年8月から同年11月末までに本間解体工業(本社・札幌市西区)が解体、現在は門扉が一部残っている状態。コバセイは、土地の半分に当たる約1558坪(5141・57㎡)の敷地を利用して建屋を建設する。建築面積は約529坪(1747・57㎡)、建屋は地上4階建て、鉄骨造、延べ床面積約803坪(2650・01㎡)、高さは16・40m。着工は2023年7月1日頃を予定している。建築主は、コバセイ、設計、監理、施工は丸彦渡辺建設(本社・札幌市豊平区)。

 コバヤシは、建築資材専門商社、金属工事施工を主な業務としており、創業は1895年(明治28年)。今年で創業128年の北海道で老舗の企業。2022年3月期の売上高は約37億円、当期純利益は6000万円。資本金2000万円、社員数は73人。

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