指定管理者の変更に伴いテナント退去問題が浮上している、千歳市所有の道の駅「サーモンパーク千歳」(千歳市花園町2丁目)で、テナントの一つである「ローソン千歳サーモンパーク店」が、3月10日(金)15時で閉店する。(写真は、3月10日で閉店する「ローソン千歳サーモンパーク店」)
「サーモンパーク千歳」は2005年6月に開業、2014年に指定管理者制度を導入、シダックス大新東ヒューマンサービス(本社・東京都調布市)が管理運営を開始した。2023年3月の指定管理期間満了に伴い、2023年4月から新たにTTC(同・静岡県熱海市)が指定管理者になることが昨年、議会承認された。
その中で表面化したのが、テナント退去問題。TTCは店舗直営化のため、全テナントに3月末での退去を求めた。しかし、テナント退去は、現在の指定管理者であるシダックス大新東ヒューマンサービスが6ヵ月前に告知しなければならない取り決めがある。事態を複雑にしているのが、千歳市の指定管理者選定時期。TTCに決まったのは昨年11月で、そもそもその時点で6ヵ月前には間に合わなかった。
テナント退去は、個別協議で対応することになったが、「ローソン千歳サーモンパーク店」は、3月10日に閉店することを決めた。同店は、2015年8月の全館リニューアルと同時にオープンした、24時間営業の店舗。今回、オープンから7年7ヵ月で営業を終了することになった。