さっぽろテレビ塔(札幌市中央区大通西1丁目)の3階スカイラウンジに、フレンチレストランが4月下旬にオープンする。札幌市の出資団体、札幌振興公社(本社・札幌市中央区)が直営で展開する。(画像は、4月下旬にオープンするレストランのパース。変更の可能性あり=札幌振興公社提供)
(写真は、さっぽろテレビ塔)
さっぽろテレビ塔3階(高さ22・9m)には、これまで「びっくりドンキー」や「ニュー三幸」がテナント出店してきたが、観光客や買い物客などをうまく取り込めず、いずれも撤退した経緯がある。札幌振興公社は、大倉山ジャンプ競技場の管理運営や札幌もいわ山ロープウェイの経営、宮の沢ターミナルビルの賃貸などを手掛けているが、大倉山ジャンプ競技場内のレストラン「ヌーベルプース大倉山」、藻岩山山頂のレストラン「ザ・ジュエルズ」を展開している。いずれもフレンチをベースにしたレストラン。
今回、2店舗の蓄積を生かして、さっぽろテレビ塔3階に出店することにした。これまでのファミリー、一般向けユースよりもアッパー層を想定、空調設備や内外装、什器類も更新してラグジュアリーな空間を設える。提供するのは、フランス料理をベースとした創作料理。北海道の旬の食材を利用したコースが中心で、価格帯は3000円から1万円。個室も用意する考えで、ビジネス利用も見込む。また、2階の会議室向けケータリングも行う予定。
現段階で店舗名は、正式決定していないが、2月4日から大通公園で始まる第73回「さっぽろ雪まつり」の会場では、QRコードを利用して店舗名とともにフレンチレストランの紹介を行う。さっぽろテレビ塔にフレンチレストランが入ることで、大通公園の夜景を楽しむ新たな観光コンテンツとなりそうだ。