北陸銀行(本店・富山市)は、札幌市白石区の社宅「白石荘」跡地に、同じく社宅として利用される「スマーレ白石」を建設している。(写真は、北陸銀行社宅「スマーレ白石」の建設現場)
「白石荘」は、白石区東札幌5条4丁目7-20に立地していた。建物は1979年頃に建設された4階建てで、解体工事は2021年9月から始まり、今年3月頃には更地になっていた。敷地面積は約400坪(1318・48㎡)。
しばらくは更地のままだったが、11月に入って新社宅「スマーレ白石」の建設が始まった。建築主は北陸銀行、設計、施工はムトウ建設工業(本社・札幌市白石区)。工期は、2022年11月10日から2023年11月30日まで。3階建てで10数世帯の利用を予定している。
北陸銀行総務室建築設計チームによると、「本店のある富山地域では、社宅の名称を『スマーレ』にしている例があるが、札幌地区では初めて『スマーレ』を付けた社宅になります」と話している。同行は、札幌市内に「北斗荘」、「朔豊荘」(いずれも中央区南25条西8丁目)、「幌北荘」(北区北23条西10丁目)などの社宅を所有している。銀行に限らず、企業の社宅や寮には堅い名称が多かったが、こうした名称も建て替えなどを機に徐々に消えつつある。