一服感漂う高級食パンブーム、「乃が美はなれ札幌アスティ45販売店」50日ぶり営業再開

経済総合

 一服感が出てきたとされる高級食パンブームだが、北海道で先鞭をつけた「乃が美」が、4月18日(月)から「乃が美はなれ札幌アスティ45販売店」(札幌市中央区)の営業を再開する。北海道のまん延防止等重点措置の解除から約1ヵ月、都心部の人出も戻り始めており、高級食パン市場の先行きを占う再開となりそうだ。(写真は、4月18日から営業を再開する「乃が美はなれ札幌アスティ45販売店」)

「乃が美」の食パンは、カナダ産1等級の小麦粉を使い、生クリームやバターなど徹底して素材を吟味して製造。はちみつを配合し、キャラメルのように甘い耳で生地の香りも良く、焼かずにそのまま食べても口の中で溶けるような感触があるのが特徴。2013年10月に乃が美(現、乃が美ホールディングス、本社・大阪市中央区)が大阪・上本町に1号店を出店、2015年5月にFC(フランチャイズ)店として「はなれ」の展開を開始した。

 北海道1号店は、大阪製鋲(本社・東大阪市)が2017年9月にFC出店した「はなれ札幌店」(札幌市中央区南2西27)。以降の出店は次の通り。
■2018年
▷6月「はなれ旭川店」(旭川市宮下通9-2-17、TSURUHA BLDG.1階)▷8月「はなれ札幌アスティ45販売店」(札幌市中央区北4西5丁目1、アスティ45ビル1階)▷11月「はなれ函館店」(函館市本町6-12、テイオービル1階)
■2019年
▷8月「はなれ帯広店」(帯広市西8条南39-2-22、サンフェリオ1階)▷10月「はなれ永山店」(永山11条4丁目119-57、旭川永山パワーズ内)
■2020年
▷5月「はなれ七飯販売店」(亀田郡七飯町上藤城137-1)▷5月「はなれ北見店」(北見市芳美町2目1-1)▷7月「はなれ豊平店」(豊平区平岸2条13丁目3-14、チサンマンション札幌6・1階)
■2021年
▷3月「はなれ室蘭販売店」(室蘭市中島町3丁目14-12)▷10月「はなれ北広島販売店」(北広島市大曲末広町1丁目2-1、セリオ大曲ビル1階)

「乃が美はなれ」の北海道進出から約4年で販売店を含めて11店舗まで増えたが、今年2月、一般民家を改装した「はなれ札幌店」が人手不足を理由に休業。結局、再開を果たせずに閉店した。「はなれ札幌アスティ45販売店」も2月26日から休業に入り動向が注目されていたが、製造拠点を「はなれ豊平店」に集結させることで、50日ぶりに「はなれ札幌アスティ45販売店」の営業を再開することにした。
 折しも高級食パンブームの一服感が出てきた中での営業再開。高級食パン市場の動向を投影する再開となりそうだ。

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