ダイイチの2012年9月期決算は、既存店売上高が前期比1・3%増となったほか札幌ブロック3号店として昨年末にオープンした発寒中央駅前店の売上げが大きく寄与、連結売上高は316億2400万円と前期比5・8%増となった。純利益は同13・3%増、3億8400万円だった。(写真は8月25日にリニューアルオープンした八軒店)
店舗オペレーションの改善による販売力強化を進めたほか従業員教育によってサービスレベルを改善。食品スーパーがディスカウント化によって個性を失う中で、ダイイチブランドを構築、ファン客を増やした。
昨年12月22日にオープンした発寒中央駅前店の売上げや8月25日にリニューアルした八軒店の効果もあって、売上高は前期比5・8%増の316億2400万円、営業利益は同8・4%増の7億7700万円、経常利益同10・2%増7億2100万円、純利益は同13・3%伸びて3億8400万円になった。
昨年10月から今年9月までの期中で既存店と新店を合わせた全店ベースの売上高は各月ともすべて前年超え、既存店では3月(99・3%)、7月(98・9%)、8月(98・2%)に100%を割り込んだものの残り9ヵ月間は前年の売上げを超えた。
部門別売上高は、青果49億307万円(9・3%増)、水産34億1568万円(3・6%増)、畜産34億3408万円(7・8%増)、惣菜28億6829万円(6・7%増)、デイリー47億9887万円(5・9%増)、一般食品102億9510万円(3・5%増)、日用雑貨8億1940万円(0・7%増)、その他10億9047万円(16・1%増)。
同社の地域別売上高は、帯広ブロックが9店舗145億8300万円(0・5%増)、旭川ブロック8店舗110億2500万円(2・6%増)、札幌ブロック3店舗60億500万円(29・8%増)。
新規出店は、早期の札幌ブロック5店舗体制、売上高100億円を達成すべく新店や居抜きで好物件の確保を狙う。13年9月期予想は売上高323億900万円、営業利益8億1300万円、経常利益7億5500万円、純利益4億1500万円。