旧HTB本社解体終了、平岸高台しばしの圧巻ランドスケープ

社会・文化

 札幌の平岸高台にあった旧HTB(北海道テレビ放送)本社の解体工事が終了、跡地から札幌の市街地が見渡せるようになった。ここでは、戸建て住宅と店舗の建設が予定されており、現在は造成工事が行われている。今年秋口には造成工事が終了、戸建て用地、店舗用地販売に向けた最終整備に入る。(写真は、解体が終わった旧HTB本社跡地から望める藻岩山や市街地)
(写真は、開発事業の計画図)

 旧HTB本社の解体工事は、2021年3月から始まり22年3月までほぼ1年間続いた。現在は、建物と外壁の解体が終わり、建設廃棄物も撤去された状態になっている。跡地からは藻岩山が望め、市街地も見渡せる。1968年に開局したHTBが、電波送信に最適な平岸高台に本社を置いた理由が分かる圧巻のランドスケープ。 

 解体工事と平行して土地形状の変更を伴う開発事業も行われている。発注者は、旧HTB本社の土地を取得した土屋ホーム不動産(本社・札幌市北区)。開発事業を行っているのは三喜工業(同・同市西区)。開発区域は約2408坪(7961・42㎡)。ここで一般住宅41区画と店舗面積1区画が整備される。宅地面積は約1673坪(5531・27㎡)、店舗面積は約374坪(1238・30㎡)、中央部分には道路が取り付けられ、道路面積は約357坪(1181・94㎡)となっている。

 開発事業は今秋には終わり、その後は戸建て用地販売や店舗用地販売に向けた最終整備の段階に向かう。それまでしばしの間、HTBが開局する前、昭和40年代初めの平岸高台からのランドスケープを体感できる。

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