ホーマック「スーパーデポ発寒店」(札幌市西区発寒9条14丁目)売場面積1万2千㎡超の建設工事急ピッチ、2013年5月5日オープンへ

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 売場面積1万㎡を超える大型ホームセンターの出店を加速しているホーマックは、2013年5月5日に「スーパーデポ発寒店」(札幌市西区発寒9条14丁目)をオープンさせる。同社は、大型ホームセンターとして08年に「スーパーデポ西岡店」(同市豊平区西岡1条8丁目)をオープンしているが、13年4月の厚別店(同市厚別区厚別東5条1丁目)に続き発寒店をオープンさせることで札幌市内の東、西、南を押さえる3巨艦体制を築く。(写真は、建設が進むホーマックスーパーデポ発寒店)

 

 札幌市の西区と手稲区の境界線となる追分通。国道5号線から北東方面に北上するこの道路周辺は今、大型商業施設の建設が目立っている。西区と手稲区を横断する下手稲通周辺には商業施設が集積しているが、これを横軸の第1次商業集積ブームとすれば、今回の追分通周辺の商業施設建設ラッシュは縦軸の第2次商業集積ブームと言うことができる。
 
 ひときわ人目を引いているのが、ホーマックのスーパーテポ発寒店の建設工事。
 北上する追分通が函館本線跨線橋に差し掛かる手前の桑園発寒通との交差箇所北東部分の敷地で工事が進んでおり、現在は基礎工事と店舗部分の鉄骨が組み上がりつつある状況。
 
 建物設置者で土地所有者の丸高水産が10月17日に札幌市に提出した大規模小売店舗届出書によると、敷地面積は1万3529㎡、建築面積8145㎡。1階は7946㎡、2階は6765㎡で延床面積1万4711㎡。
 
 店舗部分の面積は1万2347㎡となっている。駐車場は平面で収容台数は343台、駐輪台数170台。開店時間は午前7時30分、閉店時間は午後9時。開店日は13年5月5日。設計は現在、工事が同時進行されているスーパーデポ厚別店と同じランドブレインで建設も同じ岩田地崎建設。
  
 ホーマックが売場面積1万㎡を超える大型ホームセンターを相次いで出店するのは、西岡店の成功が大きな要因。市の用途制限で1万㎡以上の店舗新設ができなくなることも拍車をかけた。さらに、道外資本のLIXILビバ(埼玉県上尾市)が大型ホームセンター「スーパービバホーム」で札幌市内に出店攻勢をかけていることも、金城湯池の札幌圏シェアを死守する意味で避けて通れない選択だった。
  
事実、スーパーデポ発寒店の商圏と重複する手稲区富丘の国道5号線沿いには今年11月中旬にも「スーパービバホーム手稲富丘店」がオープンする予定になっている。
 
 LIXILビバの動向を睨みつつ、ホーマックは来春には札幌市内3巨艦体制を敷きホームセンター競争で勝ち抜くポジションを確立する。
 

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