セガが札幌に開発拠点、JR札幌駅チカ「THE PLACE SAPPORO」内に「セガ札幌スタジオ」

経済総合

 セガ(本社・東京都品川区)は、自社のソフトウェア開発及びデバッグ業務(バグを見つけて排除する業務)を行うセガ札幌スタジオを設立、札幌市北区北10条西3丁目9-2の新設オフィスビル「THE PLACE SAPPORO」内に本社を設置する。(写真は、「THE PLACE SAPPORO」)

 ゲーム市場の世界的な拡大が続く中、ゲームコンテンツの需要が増大しているため、セガは開発体制を強化する一環としてセガ札幌スタジオを資本金1億円で2021年12月1日に設立した。札幌に開発拠点を設置することにしたのは、大学や専門学校などの教育機関が数多く設置されており、人材確保に魅力的な環境であることや、生まれ育った地域での就労機会拡大、自社グループのU、Iターン希望者の選択肢を増やす狙いがある。

 セガ札幌スタジオでは、セガが60年以上にわたって蓄積してきた多様なノウハウを活用して作品作りに取り組み、日本から世界に発信するエンターテイメントコンテンツ開発の一翼を担う。札幌市の秋元克広市長は、「クリエイティブ産業の振興に取り組んでいる札幌市に、ゲーム業界の最前線で活躍される皆さまをお迎えすることができ心強い。CG・プログラミングを学ぶ学生、ゲームクリエーターに憧れる子どもたちの目標となっていただきながら、連携して業界の発展やまちづくりに取り組んでいければと思う」とコメントを出した。
 
 セガ札幌スタジオの本社は、JR札幌駅北口のオフィスビル「THE PLACE SAPPORO」内に設置する。同ビルは、京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)が、時計・宝石・貴金属・贈答品の旧「瑞宝舎」贈貨事業部棟跡地を利用して、2021年8月に竣工させた地下1階、地上8階のオフィスビル。

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