コロナ禍の影響を色濃く受けているファミリーレストラン。札幌市内の「ロイヤルホスト南郷店」(白石区南郷通15丁目南2ー12)もその中の1店で、2021年3月31日に閉店を余儀なくされた。その店舗跡地にミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)がマンション建設を予定している。(写真は、ミサワホーム北海道が取得した「ロイヤルホスト南郷店」跡)
「ロイヤルホスト南郷店」は、南郷通の札幌中心部方面車線沿いにあって、市民に馴染みのあるファミレスだった。土地は1985年にロイヤルが取得、店舗はその頃にオープン。今年で36年ほど経過していたが、ロイヤルホールディングス(本社・福岡市博多区)の不採算店舗閉店の一環として今年3月31日に営業を終了した。
その後、店舗の看板等は取り外されたものの、建物はそのままの姿で残っている。駐車場を含む約500坪の長方形の土地は、今年4月末にミサワホーム北海道がロイヤルホールディングスから取得した。敷地内には、ミサワホーム北海道の分譲マンション「アルビオ・ガーデン」建設予定地と書かれた大きな看板が既に設置されている。ミサワホーム北海道は、「マンションの建設時期は未定」(販売部門)と話している。ファミレスからマンションへ、土地利用が時代とともに変化していく。