地域の生産者と地域のお客を結ぶ直売広場「わくわく広場」を展開しているタカヨシ(本社・千葉市美浜区)は、6月に「わくわく広場大通駅前店」(札幌市中央区大通1丁目13)をオープンさせる。北海道では4月16日の「わくわく広場アリオ札幌店」(同市東区北7条東9丁目2ー20)に続く2店舗目。(写真は、「わくわく広場大通駅前店」の出店場所と見られる空きスペース)
「わくわく広場」は、地域を結ぶ直売広場がコンセプトで、新鮮な野菜や果物、焼きたてパンや弁当、惣菜といった馴染みのある食材や名産品を身近に買うことができる「地産地消」の場。タカヨシは、ホームセンター事業から2000年に直売所ビジネスに参入、10年からショッピングモールへの出店を開始した。既存のスーパーでは品揃えできない新鮮な産直野菜や惣菜など、生産者のこだわりの食材を生産者自ら店舗に納品に陳列まで行うことを基本にしている。
現在は、千葉県に41店舗、埼玉県に15店舗、神奈川県に11店舗のほか、東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州に出店、北海道の「アリオ札幌店」を入れて全118店舗を展開している。6月に出店する「大通駅前店」は、アインファーマシーズ(本社・札幌市白石区)が運営している商業施設「ル・トロワ」内で、現在空き店舗のある4階が有力とみられる。「わくわく広場」は、生産者とお客を結ぶプラットフォーマーとしてコロナ禍でも全国で出店が加速している。20年9月期の売上高は約160億円。