アークスが5日発表した2013年2月期の第1四半期(3~5月)は、売上高が1031億8000万円と前年同期間よりも34%増加した。営業利益は29・3%増の34億900万円、経常利益は30・1%増の36億4200万円だった。前期の第3四半期に完全子会社になったユニバースと篠原商店の業績が上積みされたため。2社の業績分を差し引くと売上高は1・3%減、営業利益は20・8%減、経常利益は17・9%減だった。
3~5月の販売実績は、食品844億9600万円、衣料品8億6900万円、住居関連51億9200万円、テナント売上げ35億7300万円、酒類等72億3900万円、不動産賃貸収入10億3300万円など。
アークスは、企業規模拡大に伴って、グループのガバナンスの充実や持ち株会社として機能強化が求められていることから本社隣接地に事務棟を建設中で9月上旬に完成予定。
完成後には、新しい組織体制を確立し持ち株会社、事業会社の組織強化でグループ全体の競争力向上を図っていく。
アークスRARAカードは、篠原商店に導入したことやポイント連携企業の拡大を進めた結果、第1四半期で会員数は前年同期から8万人増えて168万人になった。
9月には岩手県の食品スーパー、ジョイスを完全子会社にするため通期予想は、売上高4200億円、営業利益135億円、経常利益145億円。