札幌中心部「ツルハ」ゼロゾーンに、「ツルハドラッグすすきの店」12月31日閉店

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 ツルハ(本社・札幌市東区)は、12月31日(木)で「ツルハドラッグすすきの店」(札幌市中央区南4条西5丁目8ー8、アイビル4・5の1階)を閉店する。これによって、「ツルハドラッグ」の店舗は札幌中心部からなくなる。(写真は、12月31日に閉店する「ツルハドラッグすすきの店」)

「ツルハドラッグすすきの店」は、インバウンド対応型の店舗として2016年8月3日にオープンした。ドラッグストア各社が、狸小路商店街にインバウンド対応型店舗を次々と出店していく中で、ツルハは狸小路商店街には出店せず、近隣に「すすきの店」を出店、他社との差別化を図った。

 営業時間は午前11時から午前0時として、インバウンド全盛時は売り上げをあげていたが、今年に入ってコロナ禍によってインバウンド需要は蒸発。商品の品揃えなどを一般向けに切り替え、営業時間も午後3時から午後10時に変更していたが、このほど12月31日での閉店を決めた。

 札幌市中央区のツルハ店舗は、郊外型が多く中心部の店舗は少なかった。中心部への最初の出店は2014年10月1日の「ポールタウン店」で、その後15年4月4日に「南1条店」、16年8月の「すすきの店」と出店が続いた。しかし、「南1条店」は18年5月15日に、「ポールタウン店」は19年7月15日に閉店。今回、「すすきの店」も4年強で閉店することになった。これによってJR札幌駅周辺や大通・ススキノ地区といった中心部は「ツルハドラッグ」の店舗がゼロになった。

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