コープさっぽろは、函館市内に環境配慮型の木造大型エコ店舗を新設する。函館市内9店舗目で石川町のニュータウン造成地に北海道環境サービス(帯広市、宮坂寿文代表取締役)が建物を設置、コープさっぽろが賃借する。店舗は、全国初となる木造枠組壁工法を採用、大型木造建築物として環境面でのアピールも狙う。オープンは来年1月15日。(写真は、コープさっぽろのエコ店舗1号店『西宮の沢店(札幌市手稲区)』)
新店舗は、函館市石川町163番地のニュータウンの一角。コープさっぽろが核テナントになってメガネのプリンスや100円ショップダイソー、リサイクルショップ、紳士服店舗などが集積、ネイバーフット(近隣)型ショッピングセンターを形成する。名称は、函館市石川中央ショッピングタウン。
計画面積は、コープ店舗が2089㎡、リサイクルショップ1192㎡、ダイソー643㎡、紳士服308㎡、メガネのプリンス115㎡で店舗面積の合計は4347㎡。商圏範囲は半径2㌔としている。
核テナントのコープ店舗は、北海道産のカラマツを使用した枠組壁工法用の製材を使用、同じく道産のカラマツ、トドマツの構造用合板も使用する全国初の枠組壁工法による大規模小売店舗とする考え。コープさっぽろが進めている環境配慮型店舗の一環で、壁面には太陽光パネルを設置して電力を発生、店内照明にはLEDを使用するほか、冷凍・冷蔵ショーケースには二酸化炭素を冷媒に使ったシステムなども採用する予定。
また、売場の冷凍・冷蔵ショーケースから排熱されるエネルギーを再利用、トータルで従来店舗よりも二酸化炭素排出量を約半分に抑えることができるという。
こうしたエコ店舗は、一昨年10月の札幌市・西宮の沢店(手稲区)以降、さつない店(幕別町札内)、釧路市・新橋大通店、びほろ店(美幌町)、札幌市・とんでん店(北区)に次いで6店舗目となる。
エコ店舗の設置者は、釧路新橋大通店の一福福西以外はいずれも宮坂建設工業(帯広市)の関連会社である北海道環境サービスなど。建設は宮坂建設工業が行っている。