LIXILビバが札幌市清田区真栄に来春開業する大型ホームセンター「スーパービバホーム清田店」(仮称)の住民説明会が8日、午後6時30分から真栄地区会館(真栄2条2丁目)2階で行われた。道の大規模集客施設の立地に関するガイドラインに基づく説明会で近隣の住民など約20人が参加、事業者側の説明と質疑応答があった。
「スーパービバホーム清田店」(仮称)は、清田区真栄54ほかの現在畑になっている羊ヶ丘通沿い約1万坪の敷地を東京センチュリーリースが取得して建物を建設し、LIXELビバがリースバックで賃借する。
小売店舗の床面積は1万4632㎡。建物は同地区の地区計画によって1万㎡以上の建物は建設できないため、2棟に分ける。1棟はスーパービバホーム、もう1棟はサービス物販業者が入居するが現時点では入居するテナントは未定。
説明会では、大規模集客施設の概要が報告され、地域との連携や地域雇用、防犯・防災など地域貢献計画についても説明があった。
一連の説明が終了した後の住民との質疑応答では、「2棟で建設した後に1棟に繋げる予定はないのか」という質問や「500mも離れていない場所にホーマックがあるが、ホームセンターがそれほど地域に必要なのか」、「羊ヶ丘通は交通量が多く、建設予定地はカーブになっており危険ではないのか」などの声があった。
これに対して事業者側は、「地区計画に沿った対応をしており、法令を遵守するコンプライアンスは徹底している」、「ホームセンターと言っても同じ品物を揃えているわけではない。地域のニーズに合った品揃えをしてお客様に判断して欲しい」と答えたほか、「全国80ヵ所に立地しているが、今回の建設場所と同様の立地は経験しており、十分考慮したい」と述べた。
説明会は午後7時過ぎに終了したが、今後は10月ころに大規模小売店舗立地法届出に基づく説明会を開催し、交通量調査や騒音調査などを踏まえた詳細な内容を公表する予定。その後建設工事に入り、開業は来年4月を予定している。