2020年残り3ヵ月、北海道でこれからオープンする流通店舗【ドラッグストア・コンビニ編】

流通

 2020年も残すところ3ヵ月あまり。コロナの収束は依然として見えないが感染防止対策を徹底した中で、ウィズコロナ時代の経済活動を進める道も輪郭が見えてきた。そこで、これから3ヵ月の間にオープンする流通店舗をまとめてみた。今回は「ドラッグストア」と「コンビニエンスストア」を取り上げる。(写真は、10月8日オープン予定の「サツドラ美しが丘南店」)

 ドラッグストアでは、サッポロドラッグストアー(本社・札幌市東区)が10月8日(木)の予定で「サツドラ美しが丘南店」(同市清田区美しが丘4条6丁目2ー1)をオープンさせる。新店舗より400mほど札幌中心部寄りにあった旧「美しが丘南店」は9月20日に閉店、新店舗が営業を引き継ぐ。新店舗は、セントラルリーシングシステム(本社・札幌市中央区)が整備している「美しが丘商業施設」(仮称)の核テナントで、ティーガイア(同・東京都渋谷区)の携帯ショップのほかに、ひこま豚(同・茅部郡森町)の「ひこま豚食堂&精肉店Boodeli」が移転オープンする。

(写真は、10月上旬オープン予定の「ツルハドラッグ帯広南の森東店」)

 ツルハ(同・札幌市東区)は、年内に3店舗をオープンさせる。10月上旬にオープンするのは、「ツルハドラッグ帯広南の森東店」(帯広市南の森東1丁目1ー12)。これまでは隣接する「ダイイチみなみ野店」の店内で展開していたが、隣接地に独立店舗を構える。11月中旬オープンが予定されているのは、「ツルハドラッグ大麻中央店」(江別市大麻南樹町1ー3)と「ツルハドラッグ豊平5条店」(札幌市豊平区豊平5条2丁目3ー7)。

(写真は、11月中旬オープン予定の「ツルハドラッグ大麻中央店」)
(写真は、同じく11月中旬オープン予定の「ツルハドラッグ豊平5条店」)

「大麻中央店」は、葵グループ(本部・東京都千代田区)の社会福祉法人葵新生会(同・広島県東広島市)が所有していた土地をアルファ都市設計(本社・札幌市中央区)が取得、店舗を建設してツルハに賃貸する。隣では同じくアルファ都市設計が、衣料品しまむらグループ(本部・埼玉県さいたま市北区)のベビー・子ども用品「バースデイ」の店舗を来春から建設する。
「豊平5条店」は、医療法人豊和会「豊和会札幌金谷病院」跡地を利用して建設中。建築主は、慶プランニング(旭川市)。「豊和会札幌金谷病院」が開院していた当時は「ツルハドラッグ豊平橋店」(豊平4条2丁目6ー10)が営業していたが、同病院の閉院後に同店も閉店していた。3年ぶりにこの地域で「ツルハ」店舗が復活する。

(写真は、10月27日オープン予定の「セブンーイレブン北海道ST手稲店」)

 コンビニエンスストアでは、「セブンーイレブン」の出店が2店舗明らかになっている。10月2日(金)には、「北見大町店」(北見市大町93)がオープンする。国道39号線と野付牛通りの交差点角で、北見石油販売(北見市)の「Mobil」ガソリンスタンド跡を利用して建設した。
 10月27日(火)にオープンするのが、「北海道ST手稲店」(札幌市手稲区本町1条4丁目3ー7)。JR手稲駅の橋上改札口近くにあった旧「キヨスク」店舗(2020年8月31日閉店)と旧「パンのHOKUO」店舗(20年5月30日閉店)のスペースを使って、北海道キヨスク(本社・札幌市中央区)が展開する。20年も残り3ヵ月、コロナ下でも流通業界の出店ペースは衰えていない。

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