マックスバリュ北海道が、「札幌フードセンター豊平店」を激安業態「ザ・ビッグ」に変更、隣接「東光ストア」と”豊平戦争”再燃

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 マックスバリュ北海道は、札幌市豊平区豊平4条9丁目の「札幌フードセンター豊平店」をリニューアルし、12日に激安食品スーパーの「ザ・ビッグ豊平店」としてオープンさせる。同店は、東光ストア豊平店に隣接しており、低価格路線の業態に変更することで買い物客を呼び込む。また、新たなテナント専門店として女性専用フイットネスの「フィッツミー」やシュークリームの「ビアードパパ」も出店する。(写真は、12日にオープン『ザ・ビッグ豊平店』)
 
「札幌フードセンター豊平店」は、東急ストア(現東光ストア)豊平店と道路1本隔てて隣接している。食品スーパーの“豊平戦争”と言われたほど激しい買い物客争奪を繰り広げていたが、東光ストアがリニューアルして以降、劣勢が続いていた。
 
 同店は、マルハニチロの関連会社の所有で、マックスバリュ北海道は建物全体を賃借、専門店も同社がテナント契約している。賃借期間の更新時期を迎え、継続か、撤退かを検討していたが、激安業態の「ザ・ビッグ」に変更することで継続することになった。
「ザ・ビッグ」は、生鮮食料品や生活必需品を毎日低価格で販売するエブリデー・ロー・プライス(EDLP)の業態。
 
 豊平店の店舗面積は、5184㎡で営業時間は午前9時から午後9時。駐車台数は500台。現在、同店は改装中だが、ツルハやダイソーなどの専門店18店は営業している。
 
 マックスバリュ北海道の「ザ・ビッグ」は、今回で13店舗目になる。
 
 札幌市内の食品スーパーが隣接しているケースは珍しく、豊平店が「札幌フードセンター」から激安価格の「ザ・ビッグ」に変わることで、東光ストアとの“豊平戦争”が再燃しそうだ。

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