細川たかしの出身地「真狩村」に「セイコーマート」が出店

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 セコマ(本社・札幌市中央区)は、虻田郡真狩村に「セイコーマート真狩店」(字真狩121番地7)を出店した。これまで真狩村には進出していなかったが、今回の出店で羊蹄山を囲む4町1村に「セイコーマート」が揃うことになった。オープン日は5月29日。ちなみに真狩村は、細川たかしの出身地である。(写真は、「セイコーマート真狩店」)

「セイコーマート真狩店」の前身は、ボランタリーチェーンでセコマのグループ企業が本部機能を持つ「ハマナスクラブ」の店舗だった。運営は、Aコープようてい(本社・虻田郡喜茂別町)が行っていたが、このたび同店を閉店することになり、セコマグループ会社のセイコーリテールサービス(札幌市中央区)が直営展開することになった。

 セコマは、真狩村に出店したことについて、「羊蹄山を囲むニセコ町、倶知安町、京極町、真狩村、喜茂別町は北海道の中でも資源豊富な地域で食材も豊富。セコマもこの地域に支えていただいており、新たに『セイコーマート』を出店して地域の店を残し、活性化に貢献していきたいと考えています」(広報)としている。

 真狩村は970世帯、2047人(2020年5月31日現在)。店舗採算を取るのは難しいが、この点についても「直営店として直接展開できるほか、真狩村よりも人口の少ない地域にも出店、採算性の取れる店づくりのノウハウがあり、それらを生かして地域に合った店づくりを行っていけると判断しました」(同)と述べている。

 セコマグループの商品調達力を生かすとともに、ハマナスクラブで取り扱っていたAコープようていからの生鮮品仕入れも継続して地域の食生活を支えていく考え。売り場面積約80坪、営業時間は午前7時から午後10時。なお、羊蹄山麓の町村には、「セブンーイレブン」が、倶知安町4店舗、ニセコ町、喜茂別町、真狩村に各1店舗、「ローソン」は倶知安町5店舗、京極町と喜茂別町に各1店舗、「セイコーマート」は倶知安町店5店舗、ニセコ町、京極町、喜茂別町、真狩村に各1店舗を構えることになった。
※2020年6月13日記事一部追加しました。

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