札幌市交通局は、駅ナカビジネスの一環として地下鉄南北線さっぽろ駅コンコースにメガネスーパー(本社・東京都中央区)を誘致する。駅ナカ空間の有効利用の一環でメガネスーパーは今夏からコンタクトレンズ専門の店舗を出店する。(写真は、メガネスーパーコンタクトの出店予定区画)
札幌市交通局は、駅ナカの売店だった「キヨスク」の廃止に伴い、売店跡の有効利用として公募による事業者選定や事業者からの提案で、コンビニエンスストアなどに貸し出している。昨年はセブン銀行(本社・東京都千代田区)がATMを8駅9ヵ所に設置したほか、Packcity Japan(同・同)が5駅に宅配ロッカー「PUDOステーション」、札幌大吾ぱん(本店・札幌市豊平区)が2駅にパン店などを出店した。
今回、地下鉄南北線さっぽろ駅のコンコースにあるアイヌ文化発信空間「ミナパ」の南側売店跡16・43㎡の出店公募を実施、メガネスーパーが優先交渉事業者に選ばれた。地下鉄南北線さっぽろ駅のコンコースはJR札幌駅と札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)を結ぶ動線にあり、歩行者の通行が多い。札幌市交通局はメガネスーパーと出店に向けた調整を行い、夏頃にはメガネスーパーがコンタクトレンズ専門の「メガネスーパーコンタクト」をオープンさせる。駅ナカ有効活用の中でコンタクトレンズ販売店の出店は初めて。
メガネスーパーは、全国に約370店舗を展開しており、北海道ではコンタクトレンズ専門店2店舗を含む4店舗を出店している。なお、駅ナカのコンタクトレンズ専門店としては、JR五反田駅・東急池上線五反田駅の「五反田エキナカ店」(東京都品川区)、小田急線相模大野駅の「相模大野エキナカ店」(神奈川県相模原市南区)の2店舗がある。