作業服・作業用品とアウトドアウェアのフランチャイズ(FC)小売店を全国に843店舗展開するワークマン(本社・群馬県伊勢崎市)は9月5日(木)、行列のできる人気店「ワークマンプラス」3店舗を北海道で一挙に出店する。(写真は、9月5日にオープンする「ワークマンプラス札幌新川店」)
ワークマンは、ショッピングセンターチェーンのベイシア(本部・群馬県前橋市)を中核とするベイシアグループの1社で東京証券取引所ジャスダック市場に上場している。2019年3月期のチェーン全店売上高は930億3900万円、純利益は98億900万円。
店舗の「ワークマン」は作業服や安全靴、長靴、レインスーツなど働く人のコンビニエンスストア。「ワークマンプラス」はアウトドア、スポーツ、レインウェアを揃え、客層を働く人のほか一般にも広げている。2018年9月に東京都立川市に1号店を出店、急速に店舗数を増やし、19年7月末現在で北海道を除く全国で31店舗展開している。
道内には現在、「ワークマン」が11店舗あるが、9月5日に既存の「札幌新川店」(札幌市北区)と「江別大麻店」(江別市)を「ワークマンプラス」に転換するとともに「旭川旭町店」(旭川市)を新規出店、一挙に3店舗にする。これによって道内店舗数は既存の「ワークマン」を含めて12店舗になる。
3店舗では「ワークマン19年秋冬新製品と新モデル」を紹介、70品目に増やした女性向けSサイズ製品や「ワークマン」の看板商品である防風・防寒、撥水、防水のウェア各種、防滑シューズなどの新製品を多数紹介する。
道内店舗は、同社の看板商品が最もよく売れる地域のため「ワークマンプラス」の最重点地域と位置付け、12月には小樽市、20年3月には北広島市、北斗市、さらに札幌市西区、帯広市に新店を出店、1年間で10店舗以上を計画している。今回出店する3店舗の初年度売上高は「ワークマン」の平均店舗の倍以上にあたる2億円に設定している。