札幌東武ホテル(札幌市中央区南4東1)が2020年春から「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」にリブランドする。世界的なホテルチェーン、マリオット・インターナショナルのホテルカテゴリーの中で「フェアフィールド・バイ・マリオット」は日本初進出になる。(写真は、外壁修繕工事が行われている「札幌東武ホテル」)
札幌東武ホテルは1994年4月に開業したホテルで、施設は東武鉄道(本社・東京都墨田区)が所有、運営は東武緑地(同・同)が行っている。約30㎡とゆとりのある客室や開放的なガーデンコートが特長で最近はインバウンド需要が高まっている。
開業から25年を迎えることから、マリオット・インターナショナルの世界最大級の旅行プログラム「マリオット・ボンヴォイ」に参加、海外で1000棟以上の展開実績がある「フェアフィールド・バイ・マリオット」にリブランド、インバウンドの今まで以上の利用を見込むことにした。
札幌東武ホテルでは、3月から外壁修繕工事を実施しているが、この工事9月末までに終え10月から全面休館して内部造作を改修する。「フェア・フィールド・バイ・マリオット」のコンセプトである「シンプルであることの美しさ」と木の優しい色合いを取り入れて北海道の自然を感じることができるようにするほか、ゆったりと寛げるベッドへの変更などを行う。
リブランド後は、シングル(18㎡、20室)やダブル(17~23㎡、51室)、ツイン(24~30㎡、158室)のほかスイート(41~100㎡、3室)など全252室になり、フィットネスジムも新設する。
東武グループとマリオット・インターナショナルが提携するホテルは、「コートヤード・バイ・マリオット銀座東武ホテル」(東京都中央区)と20年夏開業の「ACホテル・バイ・マリオット東京銀座」(同)、「ザ・リッツ・カールトン日光」(栃木県日光市)と合わせて4棟になる。
マリオット・インターナショナルは、積水ハウス(本社・大阪市北区)と提携して「フェアフィールド・バイ・マリオット」のホテル事業を20年夏以降に全国で展開する計画だが、今回の札幌東武ホテルのリブランドが「フェアフィールド・バイ・マリオット」の日本初展開となる。