令和に入って北海道内の「ファミリーマート」が相次いで建て替えや新店をオープンさせる。24時間営業に端を発してコンビニ業態の在り方が社会的に注目されている中、北海道の令和新時代のコンビニ業界で「ファミリーマート」が最初に新店舗を開くことになる。(写真は、5月8日に建て替えオープンする「ファミリーマート北海道大学前店」)
5月8日(水)午前7時にオープンするのは、「北海道大学前店」(札幌市北区北11条西4丁目2ー15)。旧サンクス店舗だったが、2017年2月1日にファミリーマートに転換。その店舗を4月5日に閉めて隣接した敷地に新店舗を建設した。旧店舗は西5丁目樽川通に面して西向きに出入り口があったが、新店舗は北向きに出入り口を変えている。
(写真は、5月9日にリニューアルオープンする「ファミリーマート札幌栄通店」)
5月9日(木)午前7時にリニューアルオープンするのは、「札幌栄通店」(札幌市白石区栄通1丁目1ー36)。セイコーマートグループが旧ファミリーマートと合弁で設立していた旧北海道ファミリーマート時代に出店した店舗。4月19日から一時閉店して5月8日まで改修工事を進める。店舗は東北通沿いにあり、近くには、「セイコーマート栄通2丁目店」(栄通2丁目9ー1)がある。
5月16日(木)に新規オープンするのは、「滝川大町4丁目店」(滝川市大町4丁目1ー9)。国道12号線沿いにあったハンバーグ・ステーキなどの外食チェーン「ヴィクトリアステーション滝川大町店」の店舗跡の敷地を利用して建設した。「ファミリーマート」の建て替えではない新規店舗は、今年2月12日にオープンした「札幌北41条東13丁目店」(札幌市東区北41条東13丁目3ー13)以来、3ヵ月ぶりとなる。
平成の最後のころから令和に入り、コンビニを取り巻く消費者の目線は大きく変わりつつある。コンビニ各社は加盟店支援の行動計画を打ち出すなど、本部と加盟店が新たな関係性を作り上げていく過渡期に入った。北海道進出が最後発となったファミリーマートの店舗数は19年2月末で234店舗(18年2月末より3店舗減)。数ではない存在感をどう道民に定着させていくか、5月にオープンする3店舗の役割は重い。