北雄ラッキー2019年2月期、胆振東部地震の特損響き減益

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 東京証券取引所ジャスダック市場に上場している北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の2019年2月期決算は、売上高が前期比1・4%減の411億3200万円、営業利益は同1・8%増の4億1400万円、純利益は北海道胆振東部地震による商品廃棄などで1億7700万円の特別損失を計上したため同33・9%減の1億800万円になった。(写真は小樽市の「北雄ラッキー朝里店」)

 既存店売上高は、前期比97・9%で100%を超えた16年2月期以降、3期連続で前年を割り込んだ。客数も同97・0%で、客単価は同100・9%になった。売上高総利益率(粗利益率)は、25・7%で前期より0・3ポイント上昇、収益率は向上した。

 販売費及び一般管理費は、最低時給上昇によって人件費が同0・6%増、原油高から水道光熱費も同5・7%増になったが、消耗品の削減やチラシ販促見直しなど広告宣伝費の減少もあって同0・8%減の112億9800万円になった。売上高営業利益率は、前期の0・9%から1・0%に0・1ポイント増加して1%台に乗せた。

 昨年3月に新基幹システムを導入して商品取引のEDI(電子データ交換)化を推進、受発注から請求支払までの取引業務の自動化による受発注業務の効率化が進んだ。新店投資はなく既存店の改修投資に6300万円を投入、4月に「岩内店」(岩内郡岩内町)、6月に「菊水元町店」(札幌市白石区)を改装した。19年2月28日現在の店舗数は34店舗。

 2020年3月期は、売上高405億円、営業利益4億6000万円、純利益2億4000万円と1・5%の減収、11%の営業増益、120・9%の純利益増を見込む。 

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