ホーマックは札幌市厚別区に「スーパーデポ厚別店」を2013年春に開業する。店舗面積は約2万㎡でアミューズメント施設との複合店舗。ホーマックの店舗面積は約1万7500㎡でアミューズメント施設は約5000㎡になる見込み。ホーマックの店舗面積としてはこれまでで最大になる。新設予定の店舗から至近の距離には数年前に開業したホーマック厚別東店が立地しているが、新店舗に集約し空き店舗は他業態への賃貸などを検討する(写真はスーパーデポ厚別店の建設予定地(左)と新店舗建設時に閉鎖予定の厚別東店)
建設地は札幌市厚別区厚別東5条1丁目で国道12号線沿い。規模は鉄骨2階建てで延床面積は約2万2600㎡。
現在、アミューズメント施設としてキャッツアイ新札幌店が営業している場所で、新店舗は既存建物を取り壊して建設する。
アミューズメント施設には引き続きキャッツアイが出店しゲームやカラオケ、フードコートも併設する予定。
新札幌周辺にはホーマック店舗が集積している。新店舗の建設地から至近の厚別東4条3丁目には100円ショップダイソーを同一敷地内に抱えたホーマック厚別東店、函館本線を超えた厚別西3条6丁目には西友厚別店と隣接したホーマック厚別西店がある。いずれの店舗も比較的新しく店舗は老朽化していない。
新店舗建設によって厚別東店は閉鎖する予定だが、厚別西店は引き続き営業する見通し。
ホームセンターは大型化が進んでおり2万㎡超が今後の主流になると見られている。このため、大型店の出店場所を巡る土地争奪は激しさを増しており、ホームセンター各社は出店の適地を先行して抱え込まなければライバル各社に遅れを取ってしまう。
とりわけ住生活グループのLIXILは札幌市手稲区富丘の国道5号線沿いに大型ホームセンター「スーパービバホーム」を建設する予定で、市内の他の場所でも最終的な詰めを行っており出店意欲は強い。ホーマックは既存店舗を閉鎖してでも大型店舗に取り組まなければシェアを奪われかねず、今後もスクラップ・アンド・ビルド(S&B)による大型店新設が続きそうだ。