チームラボキッズ「あそぶ!天才プログラミング」国内初の常設展示、今夏に廃校利用「大雪かみかわ ヌクモ」オープン

社会・文化

 上川郡上川町に2019年夏、廃校になった小学校をリノベーションした「大雪かみかわ ヌクモ」がオープンする。チームラボキッズ(本社・東京都千代田区)の「あそぶ!天才プログラミング」を導入、絵かき用紙に描いた絵が3Dになって動き出しプログラミングもできるデジタルアートの国内初の常設展示を行うなど、地元住民や移住者、観光客の交流の場を目指す。(画像は、「大雪かみかわ ヌクモ」のホームページより。左から上川町長の佐藤芳治氏、チームラボキッズの松本明耐代表取締役)

「ヌクモ」は、旧東雲小学校の「雲(くも)」の名前を生かしたもので、移住定住を促す「カミカワークプロジェクト」の一環。実践型の研修施設を整備することで、地方での起業や就業を目指す人の移住を促進する目的もある。プロジェクトで募集する地域おこし協力隊がヌクモで活動、スイーツ開発やカフェ運営、教育プログラムの提供によって起業に向けた実践的活動を行うとともに雇用を生み、町への移住へと繋げる。

 一番の特徴が、チームラボキッズの子ども向けデジタルプログラム「あそぶ!天才プログラミング」の導入。子どもたちが自由に遊ぶことができるプレイスペースで週末や夏休みなどに体験型ワークショップを随時開催する。そのほか、上川町の食材と自然を体験できるコミュニティカフェ、地元農産物を使用したスイーツの開発・製造、町民が自由に使えるフリースペースも用意する。オープン予定は今年8月、入場は無料(一部有料エリアもある)。

 層雲峡温泉には年間185万人が訪れており、「大雪 森のガーデン」や「上川大雪酒造」に「大雪かみかわ ヌクモ」も周遊ルートに加えて上川を発信していく。

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