東京証券取引所ジャスダック市場に上場している北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の創業者で筆頭株主だった桐生泰夫名誉会長(81)の株式保有割合が、発行済株式の8・58%から0%になった。共同保有者との保有比率も13・15%から1・77%に低下した。いずれも2月28日付。(写真は、北雄ラッキー本部)
株式を取得したのは、資産管理会社の桐生興産(札幌市西区)で、保有割合は0・54%から22・96%になり第37位の株主順位から第1位になった。桐生興産は、1988年12月に設立された資産管理会社で北雄ラッキーの桐生宇優社長(53)が代表取締役を務めており、同氏が議決権を100%保有している。
桐生泰夫氏と共同保有者である夫人の桐生美智子氏の保有割合も2・26%から0%になったが、共同保有者の桐生商店の保有割合は1・77%で変更はない。
同社の2018年2月期の有価証券報告書によると、大株主トップ3は、①桐生泰夫氏(保有割合10・47%)②横山清アークス社長(同5・53%)③北洋銀行(同4・90%)だった。それ以降に提出された大量保有報告書を勘案すると、現在は①桐生興産(同22・96%)②横山清(同5・53%)③桐生宇優氏(5・29%)と見られる。