札幌市中央区のJR桑園駅に近い北10西16の日本通運札幌西支店跡地に流通系企業が、大型店舗を建設する。広さ約2300坪(約7590㎡)で2020年夏ころには営業を開始、桑園地区の商業集積が一気に進みそうだ。(写真は、日本通運札幌西支店跡地=2019年2月1日午後撮影)
日本通運札幌西支店跡地は、JR桑園駅の南側ロータリーの向かい側、桑園発寒通に面している。昨年夏ころから支店建屋の解体が行われ、現在は写真のように更地の上に雪が積もっている状態。
日通は、支店跡地など遊休地について基本的に売却をせず、自社開発か賃貸による有効活用を図るスタンス。札幌西支店跡地についてもプロポーザル方式で入札を実施した。賃借料は月額坪4000円以上とされ、流通系企業では採算が合わないと見られていたため、医療系施設が有力とされていた。
しかし昨年末、大手リース会社が土地を賃借して大型商業施設を建設、流通企業が入居して営業する案が正式に決まった。今夏から建設工事に入り、完成は20年夏になる見込み。業態は現時点では明らかにしていないが、周辺にはない業態で「イオン札幌桑園ショッピングセンター」と補完できる業態。地域の利便性がさらに高まることが期待される。