食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の2018年9月期決算は、売上高403億4700万円、営業利益は12億7500万円、純利益7億9700万円で、17年9月期と比べ3・4%の増収、6・8%の営業減益、56・4%の純利益減になった。(写真は、自前化した「発寒中央駅前店」)
17年10月にドミナント強化のため旭川ブロックに「豊岡店」(売り場面積535坪)をホクレンショップ跡に居抜き出店、同じく10月に帯広ブロックの「白樺店」(同514坪)を改装、11月には「東光店」(旭川ブロック)を移転増床(同666坪)した。全店売上高は、前年同期比3・4%増、既存店売上高は同1・0%増。
地域別売上高は、帯広ブロック10店舗で前年同期比1・6%増の175億900万円、旭川ブロック8店舗で同8・5%増の125億6800万円、札幌ブロック5店舗で同0・5%増の102億6200万円だった。
粗利率(売上総利益率)は、ロス対策と在庫管理の徹底で前年同期比0・1ポイント改善、24・4%になった。売上高営業利益率は、3・2%で同0・3ポイント悪化した。設備投資額は18億1500万円で前年同期より14億円強増加したが、「発寒中央駅前店」(札幌市西区)をリース会社から取得して自前化したことにより大幅に増えた。
特別損失として「東光店」の移転増床に伴う固定資産除却損6600万円と、胆振東部地震による商品廃棄損など8300万円を計上した。
19年9月期は、売上高404億8200万円、営業利益13億200万円で18年9月期比0・3%の増収、1・3%の営業利益増を見込む。設備投資は来春に「白樺店」を増床リニューアルするほか、各ブロックでスクラップ&ビルドを検討する。