訪日外国人観光客の6人に1人が「両替場所が足りない」と感じているーーそんな困りごとを解決しようとサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は、道内や東京、沖縄の「サツドラ」4店舗に12種類の通貨に対応できる外貨両替機を設置した。(写真は、サツドラ店舗に導入した外貨両替機=サツドラホールディングス提供)
訪日外国人観光客の母国ではキャッシュレス化が進んでおり、日本国内でも「WeChat Pay」や「Alipay」などのキャッシュレス化に対応した決済端末の導入が進み始めている。しかし、依然として多くの商業・飲食施設では日本円での現金決済が必要で、訪日外国人観光客の悩みの一つが、両替場所が少ないことだった。
サッポロドラッグストアーは、これまで「WeChat Pay」などQRコード決済の端末普及を進めており、さらに訪日外国人観光客のサービス向上を図るため外貨両替機を導入することにした。
既に設置が完了しているのは、札幌市中央区の「狸小路5丁目店」、登別市の「登別温泉1号店」、東京都台東区の「上野御徒町店」、那覇市の「沖縄国際通り店」。9月下旬には虻田郡倶知安町の「ニセコひらふ店」にも設置する。
この外貨両替機「SMART EXCHANGE」は、アクトプロ(本社・東京都千代田区)が運営するもので10ヵ国語に対応、12種類の通貨が両替できる。タッチパネル式で紙幣と硬貨に対応、1回日本円で10万円まで両替できる。手数料は通貨の種類、為替レートで変動する。