ニトリレディス前夜祭で似鳥会長が「ティファニー・ステンドグラス」の点灯式

経済総合

 8月23日から26日までの4日間、小樽市の小樽カントリー倶楽部で開催される第9回「ニトリレディスゴルフトーナメント」を前に、プロアマ大会に出場する女子プロ選手と道内外の経済人らが集う恒例の前夜祭が21日小樽芸術村で開かれた。前夜祭では、新たに公開されるステンドグラスギャラリーの点灯式が行われた。IMG_5530(写真は、点灯式で挨拶する似鳥昭雄氏)

 前夜祭会場は、同芸術村の一角を占める旧三井銀行小樽支店1階ホールだったが、その前に行われたのが似鳥美術館の1階に新たに設けられたステンドグラスギャラリーの点灯式。このステンドグラスは、米国の光の芸術家と称されるルイス・C・ティファニーの作品で32組が展示されている。

 ニトリホールディングス会長兼CEOで公益財団法人似鳥文化財団理事長の似鳥昭雄氏は、「およそ120年前にニューヨークの自由の女神像の近くにあった教会のステンドグラスを日本人が買って長く倉庫に眠っていた。それを追い求めていたが、今年6月になってようやく見つけた。この美術館に移して組み立てるのに普通なら1年以上かかるものをこの前夜祭に間に合うように2ヵ間の突貫工事で設営した」と挨拶、集まった経済人ら約130人はステンドクラスに光が灯されると一斉に歓声を上げた。

 続いて、同文化財団理事でバラエティ番組「開運!なんでも鑑定団」に出演している西洋アンティーク専門家の田中健氏が挨拶。田中氏は、「ニューヨーク五番街にティファニーという宝石店があるが、その子息のルイス・C・ティファニーは絵描きだった。アールヌーボー時代のフランスに渡りガラスに出合ってガラス工芸家として育っていった。ガラスの作り方がアメリカとヨーロッパとでは全く違う。この芸術村にはイギリスのステンドグラスが展示されているが、今回アメリカのものが揃った。ニつ揃っている美術館はここしかない」と稀少さを強調していた。
IMG_5563(写真は、ティファニーのステンドグラスに触れる似鳥会長)

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