「マックスバリュ月寒店」の住民説明会、「スーパーできたら免許返上したい」の声も

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 マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は4日、札幌市豊平区の月寒公民館で「マックスバリュ月寒店」(仮称)の住民説明会を開催した。3日に続く2回目でこの日は6人が参加、2日間で21人が説明会に参加した。イメージ (3)(写真は、マックスバリュ月寒店の全体配置図)

「マックスバリュ月寒店」の建設場所は、同区月寒中央通2丁目316―5ほかで以前に生鮮市場月寒店が営業していた敷地。土地面積約1574坪(5196㎡)のうち約704坪(2324㎡)を利用して地下1階、地上一部2階建ての建物を建設する。地下は駐車場で、1階が売り場、一部2階の東側はイートインコーナー、西側は従業員用の休憩スペース。駐車場の収容台数は53台で届出をしているが、従業員用や冬期の堆雪場所43台分も確保しており合計96台分。
 
 周辺で渋滞を引き起こさないかを調べた交通量調査では、最も混み合う時間帯に1時間あたり81台が集まると予測。白石中の島通と国道36号線の交差点飽和度は64%から66%に2%アップするだけで、「交通渋滞の発生はない」とした。

 騒音調査では、店舗の冷凍機や換気扇から出る音、荷捌き音、駐車場の車の走行音などを予測。西のマンション側の敷地境界で昼間(午前6時~午後10時)53㏈、夜(午後10時~午前6時)38㏈といずれも環境基準を下回っていると報告された。ただ、西のマンション側の敷地境界には高さ5・5mの遮音壁を設置して騒音防止を強化することも示された。

 その後、質疑応答に移り、参加者からは①白石中の島通からの右折入場は認めるのか②西側マンションへの騒音はどの程度か③土日の駐車場警備要員の配置はするのか④移動したバス停は元の場所に戻るのか⑤防犯カメラは付けるのか⑥駐車場はゲート式なのか――などの質問が出された。
 参加者の1人は、「高齢なので近くにスーパーができたら免許を返上しようと思っている」という声もあった。なお、オープン予定日は10月26日になっている。

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