津司が札幌市清田区美しが丘に「買いだめ市場卸売スーパー美しが丘店」をオープン、羊ヶ丘通流通局地戦は過熱の一途

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 食品スーパー「卸売スーパー」を展開する津司は、1日午前9時、「買いだめ市場美しが丘店」をオープンした。激安価格で集客する卸売スーパーの9店舗目。イカ1箱1000円などオープン特価品を目がけて買い物客が殺到していた。(写真は買いだめ市場美しが丘店と激安価格の商品)
 
「買いだめ市場卸売スーパー美しが丘店」は、札幌市清田区美しが丘4条6丁目の羊ヶ丘通沿い。この店舗は、10数年前に北海道空港の関連会社セントラルリーシングシステムが建物を建設し、コープさっぽろが店舗展開していた。その後は、丸井今井の配送センターとして使用されていたが、数年前に閉鎖され空き店舗状態が長く続いた。
 
 今回、津司が食品スーパーとして使用しているのは1階の約2400㎡。
 オープン日の1日は、午前8時30分ころに100人近くが並び、9時前に開店。売場は買い物客がすれ違うのもやっとというほど混雑した。カートや買い物カゴも足りなくなるほどの盛況ぶり。
 
 目玉商品にはイカ1箱1000円や開きホッケ1枚100円、ロシア産厚切り甘塩紅鮭1切れ100円、レタス1玉68円、キャベツ大玉95円、スイカ780円などがある。
 津司耕太郎社長は、「近隣だけでなく地方からの買い物客も呼び込みたい。旭川や苫小牧からもお客様が来ている」と語った。
 
 この店舗の西隣には「フードD VAlue」が4月末にリニューアルオープンしたばかり。また、同一商圏には、北雄ラッキー清田店やコストコ札幌倉庫店、スーパーアークスなどを核店舗とするインターヴィレッジ大曲があり、食品スーパー同士の低価格競争は過熱しそうだ。

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