「北の達人」新卒初任給34万円に引き上げ、総合職は21%ベースアップ

経済総合

 自社で企画、製造した化粧品、健康食品などのインターネット販売で東京証券取引所1部上場、札幌証券取引所上場の北の達人コーポレーション(本社・札幌市北区)は、2018年4月から新卒初任給(総合職)の月給を36%引き上げて34万円にする。IMG_0718(写真は、北の達人コーポレーションの木下勝寿社長)

 同社が30日に発表したリリースによると、新卒初任給(総合職)の現行月給は25万円。それを4月から34万円に引き上げるとともに総合職社員を対象に平均21・2%のベースアップを実施する。平均すると約86万円の年収アップになる。同社は、17年4月に一般職を対象に平均29・2%のベースアップを行っている。

 今回の初任給引き上げとベースアップにより、優秀な人材確保や社員の士気向上、長期勤続の促進を図り、顧客サービスの品質向上、企業価値、株主価値の向上を進めていく。

 同社の2018年2月期の売り上げ見込みは52億8142万円で前期比1・9倍、経常利益の見込みは14億1789万円で同2・6倍。こうした好業績を背景に待遇改善を積極的に進めて人材確保に繋げる。なお、同社の直近の時価総額は約1044億円。
※北の達人コーポレーション木下勝寿社長のインタビューも合わせてお読みください。https://hre-net.com/pickup/29065/

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