札幌商工会議所は29日、札幌市中央区の札幌パークホテルで第4回常議員会・第6回通常議員総会を開催した。体調不良の菊嶋明広専務理事が(68)が退任し、広田恭一常務理事(58)が専務理事に就く人事を決めた。また、後任の常務理事には水落隆志事務局長(53)が就く人事も決定した。(写真は、札幌パークホテルが開催された第4回常議員会・第6回通常議員総会)
会議には委任状を含めて130人が出席。岩田圭剛会頭の運営体制がスタートした第36期の2年目の年として、地域活力向上など2018年度の事業計画が提案され了承を受けた。地域社会への貢献として、北海道150年事業に参画、「北海道まるごとフェアinサンシャインシティ」の開催や「わらび座ミュージカル『松浦武四郎~カイ・大地との約束』」の実施、JR札幌駅南口での「北海道ジンギスカンフェスティバル」の開催、「夏休み札幌歴史・文化探検隊」などが行われる。
専務理事人事について、岩田会頭は、「菊嶋氏から『体調を崩して療養のため退任したい』という申し出があり残念だが受理することにした」と述べ、後任に広田常務理事を提案して了承された。また、広田氏の後任について、岩田会頭は水落事務局長を提案、了承され、それぞれ29日付で就任した。菊嶋氏は同日付で顧問に就いた。
札商の会員数も報告され、3月1日現在で1万9252社になり前年同月より250社増加、4年連続で会員増になった。
■専務理事に就任した広田恭一氏(ひろた・きょういち)の略歴……札幌大学経営学部卒、1982年札商入所。会員組織部長などを経て17年6月から常務理事。札幌市出身。なお、3月9日に開催された北海道商工会議所連合会の常議員会・通常会員総会で菊嶋氏に代わって専務理事に就任している。