北海道1月の小売販売額、スーパー&ドラッグストア堅調、百貨店&ホームセンター苦戦

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 北海道経済産業局は、2018年1月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」を9日に公表した。百貨店の販売額は札幌市以外の地方が前年同月より5%強の落ち込みでやや陰りが見えた。IMG_1706(写真は、東急百貨店札幌店)

 道内の百貨店・スーパー合計販売額は821億円で、全店ベースは前年同月比0・9%増と3ヵ月連続で前年を上回った。しかし、既存店ベースでは同0・4%減で2ヵ月ぶりに前年を下回っている。

 百貨店販売額は、179億2000万円。衣料品が前年同月比5・1%減少、身の回り品も同0・3%の微減で飲食料品は、同2・6%伸びたものの全体としては同0・9%減になった。全店ベースでは4ヵ月ぶりの前年割れだった。

 スーパー販売額は、641億8000万円で、衣料品は同8・3%減、身の回り品は同3・0%減。主力の飲食料品は同3・2%増と堅調で、全体としては同1・4%増と3ヵ月連続で前年を上回った。なお、既存店ベースでは同0・3%減と2ヵ月ぶりに前年を下回った。

 地域別販売動向を見ると、札幌市の百貨店・スーパー販売額は438億2100万円(百貨店150億1700万円、スーパー288億400万円)で、全店ベースでは前年同月比0・4%増(百貨店同0・0%、スーパー同0・6%増)と前年を上回った。既存店ベースでは同1・0%減(百貨店同0・0%、スーパー同1・5%減)と前年を下回った。詳細は、
 札幌市以外の地域では、百貨店・スーパー販売額が382億7900万円(百貨店29億200万円、スーパー353億7600万円)で、全店ベースでは前年同月比1・5%増(百貨店同5・4%減、スーパー同2・1%増)と前年を上回った。既存店ベースでもスーパーが堅調で同0・2%増(百貨店同5・4%減、スーパー同0・7%増)と前年を上回った。詳細については、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index3001.htm

 道内コンビニエンスストアの販売額及びサービスの売上高は、445億2500万円で前年同月比1・8%増になり、11月から3ヵ月連続で前年を上回った。総店舗数は前年同月より52店舗、率にして1・8%増えて2975店舗だった。詳細は、
http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index3001.htm

 道内の専門量販店のうち家電大型専門店の販売額は、129億5400万円で前年同月比0・7%増で11月の5・9%増、12月の7・4%増からブレーキがかかった。ドラッグストアの販売額は227億400万円で同4・2%増となり、こちらは好調な販売が継続している。ホームセンターの販売額は、82億6700万円で同2・8%減、2ヵ月ぶりに再び水面下に落ち込んだ。
 店舗数は、家電大型専門店が前年同月比1店舗増の90店舗、ドラッグストアは同26店舗増の680店、ホームセンターは同8店舗増の206店舗となっている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index3001.htm

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