ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD、本社・東京都豊島区)とドン・キホーテホールディングス(HD、本社・東京都目黒区)は13日、両グループの業務提携に向けた検討を開始すると発表した。(写真は、ユニー・ファミリーマートHD本社が入っているサンシャイン60ビル)
ユニー・ファミリーマートHDがコンビニエンス(CVS)業態と総合小売(GMS)業態、ドン・キホーテHDがディスカウントストア(DS)業態を主力としており、競合関係が少なくグループの垣根を越えて3業態が経営資源や独自の強み、ノウハウを活かした協業、相互補完が期待できるとして業務提携の検討を開始した。
両社で検討するのは①小売事業における協働②商品の共同開発・仕入れ③物流機能の合理化④海外市場及び新業態開発での協働――の4点。①は、共同での基盤整備や出店開発、店舗の共同運営や相互利用、②は顧客層が違うことによる商品の開発ノウハウを共有し魅力ある商品の開発、仕入れ力強化によるコストダウン・効率化など。
業務提携の具体的内容については、半年以内にまとめて業務提携を締結することを目指す。
ユニー・ファミリーマートHDの2017年2月期の売上高は約8438億円、ドン・キホーテHDの16年6月期の売上高は約7595億円。