ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)とサツドラホールディングス(HD、同・同市北区)の2017年5月度(4月16日~5月15日)の売上高前年比がまとまった。既存店の伸びは2社ともに2%台後半で順調な伸びを確保した。(写真は、札幌市は清田区のツルハドラッグ北野店)
ツルハHDの全店売上高は、前年同期比20・9%の大幅増になった。5月度は決算月だが、全店ベースは昨年6月から12ヵ月連続で二ケタ増を続けた。既存店売上高は、同2・5%増で1年を通して最大の伸びになった。
客数は、全店が同18・5%増で1年間通して前年比二ケタ増を維持した。既存店は同0・7%増。4月度まで4ヵ月連続で前年割れだったが、5月度は小幅ながら前年をクリアした。客単価は、全店が同2・1%増、既存店が同1・9%増。
5月度は、北海道の「調剤薬局ツルハドラッグ拓北6条店」(調剤専門)を含めて全国で14店舗を新規出店、道内の「ツルハドラッグ琴似駅前店」を含む8店舗を閉店し、総店舗数は1755店舗になった。
サツドラHDは、全店売上高が前年同月比7・4%増だった。同社は昨年8月の持ち株会社移行に伴い2月から5月に決算期を変更したため、今期は15ヵ月決算になるが、7・4%増は11番目の伸び率。既存店売上高は、同2・9%増でこちらも15ヵ月中10番目の伸び率になっている。新規出店や閉店はなかったため、総店舗数は190店舗(ドラッグストア180店舗、調剤10店舗)を維持した。