札幌に本社を置くドラッグストア2社の2017年4月度(3月16日~4月15日)の売上高前年比が1日まとまった。ツルハホールディングス(HD、東区)の既存店売上高は前年同月比0・1%増、サツドラホールディングス(HD、北区)の既存店売上高は同4・3%増になった。(写真は、サツドラ帯広西19条店)
ツルハHDの全店売上高は、前年同月比17・3%増となった。4月度中に建て替えを含む15店舗を開店、6店舗を閉店して純増9店舗になり、2016年6月度以降11ヵ月連続で二ケタ増を達成した。ただ、既存店の伸びは同0・1%増と低い。3月度のマイナスから脱したものの今期(17年5月期)では2番目に低い伸び率だった。
客数は、全店が同16・7%増と売上高と同様、11ヵ月連続で二ケタ増となった。しかし、既存店は同0・8%減でこちらは4ヵ月連続で前年同月を割り込んだ。客単価は、全店が同0・5%増、既存店が同1・0%増になった。
なお、4月度の店舗数は1749店舗(直営)となり3月度より9店舗増え、前年同月より89店舗の増加。
サツドラHDの全店売上高は、前年同月比9・8%増となり3月度の同4・5%増から伸び率は倍増して盛り返した。既存店売上高も同4・3%増。一般消費者向けとインバウンド向けともに好調に伸びたのが要因。総店舗数はドラッグストア180店舗、調剤10店舗の合計190店舗。