札幌に本社を置くドラッグストア2社(ツルハホールディングス、サツドラホールディングス)の1月度(2016年12月16日~17年1月15日)月次営業速報が31日に出揃った。既存店売上高は、ツルハHDが対前年同月比1・0%増、サツドラHDは同4・3%増と堅調だった。(写真は、札幌市中央区のツルハ南8条店)
ツルハHDの全店売上高は、同17・5%増。2ケタ増は昨年6月以降、8ヵ月連続になった。一方、既存店売上高は1%台と低調で、この低調な伸びは3ヵ月続いている。現在の同HD既存店の実力は1%台と言えそう。
客数は、全店が同16・4%増とこちらも昨年6月以降、8ヵ月連続で2ケタ増えた。しかし、既存店は同0・3%減で昨年6月以降で客数が前年割れになったのは4回もある。客単価は、全店が同1・0%増、既存店は同1・3%増だった。客単価上昇が客数減を補っている。1月度の出店は5店舗(北海道はゼロ)で閉店はなかった。総店舗数は1720店舗。
サツドラHDの全店売上高は、同10・2%増で昨年7月以来、6ヵ月ぶりに2ケタ成長に戻った。また、既存店売上高は同4・3%増でこちらも昨年10月以来の4%台を確保した。
1月度の出店は、12月22日の「サツドラ函館五稜郭前店」の1店舗で閉店はゼロ、総店舗数は190店舗(ドラッグストア180店舗、調剤薬局10店舗)。