カトリック北1条教会を擁するカトリック札幌司教区(札幌市中央区北1条東6丁目)は、新司教館を建設する。既存の司教館やベネディクトハウスなどが老朽化したことに伴うもので地下1階、地上4階の新司教館が今秋には完成する。(写真は、カトリック北1条教会。新司教館はこの教会の東側に新設される)
新司教館は、面積約380坪の敷地のうち約239坪を使って地下1階、地上4階、延床面積約795坪の建物を建設する。地下1階は納骨堂、1階は教区行事などで300人が収容できる会議室や集会室、2階は教区事務所、家庭支援センターなど、3階は司祭や神学生の宿泊スペース、小聖堂、4階は司教と常駐司祭の居室。設計はマキタ設計事務所(札幌市白石区)で、施工建設会社は未定。
場所は、北1条通(国道12号線)沿いでサッポロファクトリー1条館の東側にあたる。カトリック札幌司教区の敷地内には、1898年に札幌軟石を使って建てられた旧聖堂や1916年に建てられた現聖堂(カトリック北1条教会)がある。
共に2008年に札幌市景観条例により景観重要建築物に指定されており、新司教館はその東側に建設される。着工は5月が予定され、完成は今秋になる見通し。